ウェブサイトの分析・解析に重要なツールとしてGoogleが無料で提供する「GoogleAnalytics」というツールがあります。 このGoogleAnalyticsに登録している
サイトプロパティを別アカウントに移動させる機能が実装されました。
プロパティ移動時の注意点
ウェブサイトの分析・解析を他社に任せていて、自社でその機能を補う体制ができたがプロパティの所有権を他社が持っている時ではないかと思います。 移行元のアカウントから移行先のアカウントにプロパティを移動させるには、どちらもアクセス権を所有している必要があります。 要するに所持しているアカウントに管理権限と編集権限が必要ということです。 しかし、間違えてプロパティを移動させても元のアカウントに戻すことができるのでこれはメリットの1つです。
空になったアカウントは削除して大丈夫
サイトプロパティを移動させて、元のアカウントに何もプロパティが含まれていなければアカウントを削除して大丈夫です。 アナリティクスのアカウント数には制限があるので、空のアカウントも1つとカウントされてしまうので、不要であれば削除しましょう。
プロパティを移動できない場合がある
Google の説明を引用させて頂きます。
- 移動先アカウントのユーザーの管理権限と編集権限を持っていない。
- プロパティがDoubleClick for Publishersにリンクされている。Googleアナリティクス360スイートのサポート担当者に依頼してプロパティのリンクを解除してください。リンクはプロパティの移動後に改めて設定できます。
- 1つ以上の非サンプリングレポートがプロパティで処理されている。非サンプリングレポートの処理が完了するのを待ってから、再び移行してみてください。
- 移動先のアカウントでのプロパティの数が上限に達している(デフォルトでは50個)。
- プロパティが統合プロパティかソースプロパティである。統合プロパティは移動できません。ソースプロパティを移動する場合は、そのプロパティと統合プロパティとのリンクを解除してください。
プロパティの移行方法
- アナリティクスアカウントにログインする
- 管理タブを選択
- アカウント列の移動するプロパティが含まれているアカウントを選択する
- プロパティ列で移動するプロパティを選択
- プロパティ設定を選択し、プロパティの移動をクリックする
- 移動先アカウントを選択する
- 権限の選択をする
- 移動をクリックする
- 移行後のデータを確認して、保存をクリックする
その他にも、トラッキングIDは変更されませんし、レポートデータはきちんと移動先のアカウントに移動されますのでそんなに難しいことではなさそうです。 また、プロパティ移動で高額な請求をしてくる企業が出てくるかもしれませんが、その点にGoogleは関係ありませんので、企業間で解決しましょう。
analytics-ja.blogspot.jp
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