2016年からスタートした日本の Google Dance。
"Google Dance"という名称でのイベントはこれで終了となるそうです。
それでは、Last Dance となった Google Dance Osaka 2018はどのような感じだったのか参加した感想をお伝えしようと思います。
今までは東京だったけど、今回は大阪!
2016年から日本ではすべて東京の Google 社で開催されていました。
今回は大阪!開催場所はグランフロント大阪でした。
セッションの流れ
14:00〜 イベント開始・オープニング
14:15〜 Creating the Future of Search Together(Juan Felipe Rincon)
14:35〜 The New Search Console & Helping The Long Tail Web(Idan Avraham)
15:30〜 Google Image Search(Gary Illyes)
16:15〜 Q&A
17:20〜 Session(サイバーエージェント木村さん、so.la 辻さん)
18:15〜 Lightning Talk(複数名)
19:00〜 写真撮影
19:15〜 懇親会
Juan 氏と Idan 氏のセッション
Juan 氏のセッションでは、グローバルでの Google Search のお話。
"Organize the world's information and make universally accessible and usefull."
この一言にすべてが集約されている。
Idan 氏は New Search Console のお話。
新しい情報は特に無かったと記憶しているが、検索結果に自身がオーナーとなっているサイトのクリック数などが表示されることに言及があった。
この検索結果の仕様は、まだテスト段階であるとのこと。今後はオプトアウトができるようになると発言があったので、さらに今後の Google 検索に注目していこうと思う。
Gary 氏のセッション
Gary 氏からは画像検索についてのお話。
画像をインデックスして、Google の画像検索結果に表示させるには、"クロール→インデックス→ランキング"。
これは正に"検索の仕組み"ですね。URL でも画像でも仕組みは同じ。
"alt"属性は大事!そして具体的に・・・
画像のファイル名は適当な名称ではなく、なるべく画像に表示されているものにしよう。
そして、ファイル名以上に大事なのが、"alt"属性だ。
alt は画像に何が表示されているのか Googlebot が理解するのに非常に大切になる。画像検索ランキングを気にするのであれば必ず設置しよう。さらにキャプションも大切だ。設置しておいた方がユーザーの為になるだろう。
また、画像検索結果の画像下に表示されるキャプションのようなものは、ページタイトルから抽出している。ページタイトルと関係が薄い画像を使うのは止めておいた方が今後の為になるだろう。
Q&A
Q&A ではウェブマスターオフィスアワーが開催された。
事前に集められた質問に対して、Juan 氏、Idan 氏、Gary 氏が答えた。
この中でちょっと盛り上がったのが、「地域のパーソナライズは意味をなしていない?」だ。
これについてはどこの情報からそのような質問に至ったのか不明だが、恐らくこの記事だろう。
この記事を"きちんと"読めばわかるだろう。
"地域のパーソナライズは意味をなしていない"とは一言も言及されていない。
"クエリによっては"と書かれている。要するにパーソナライズされるクエリもあれば、影響されないあるいは影響が少ないクエリもあるということだ。
Session
こちらでは、サイバーエージェント木村賢さんとSEOの神でもある辻正浩さんのセッションだった。
木村さんはデータの鬼という感じで、検索結果とあらゆるデータとの関連性を紹介してくれたました。Google はGoogle アナリティクスなどのデータはランキングに使用していないと言っているが、ある程度相関があると納得いくものになりますね。
辻さんはリンクのお話。あまり深掘ると炎上する可能性があるので、ここまでにしておこう思います。
恒例の"lightning Talk"
7名の方がそれぞれ特徴のある LT を披露されていた。また、それぞれの味があって本当に楽しい時間でした。
その中で2名をピックアップさせてもらいます。
ちょまどさん(千代田まどかさん)
特徴のあるトークは本当に天性のものだと思う。ちょまどさんはマイクロソフトのクラウド デベロッパー アドボケイトであり、マンガ家でもある。
今回は、はしれ!コード学園の紹介があった。はしれ!コード学園はプログラミング言語を擬人化したマンガ。読んでいて勉強にもなる一面がある。
プログラミングに興味がある方は、是非読んでほしい!
電通デジタルの広岡謙さん
広岡さんはお酒大好き。あ、これは置いておこう(笑)
広岡さんは"Eishirou Uchida"というアカウント名で、ウェブマスターヘルプフォーラムのシルバープロダクトエキスパートでもあります。
英語のみのGoogle品質評価ガイドラインのポイントを、初心者でも理解できるレベルでお話されていました。時間制限で最後まで聴けなかったのが残念・・・。
最後に・・・
"Google Dance"の名称でのイベントはこれで終了です。
ただ、Google のイベント自体が終わるわけではないので、次はどんな名称でこんなビッグなイベントをしてくれるのか今から楽しみです!
Google Dance Osaka 2018の中で、ウェブマスターヘルプフォーラムメンバーを今回も金谷さんが紹介してくれました。
※一番左の赤シャツが僕です。
金谷さん、あんなさん準備が非常に大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。このような"検索のイベント"はこれから Web や SEO をやってみようかなという方々にとっても、非常に有益なイベントだと思います。イベント名を変えてでも毎年このようなイベントがあると嬉しいです!
参加者の皆さん、Google 社員の皆さん、本当にお疲れ様でした!!
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