中には気づかずに著作権侵害してしまっていたり、逆に悪意をもって著作権の侵害を実施する方も少なからず存在します。
このような状況でGoogleから著作権侵害対策の日本語版がリリースされました。
(日本語版がリリースされたということは、英語版は既にリリース済みです)
Google検索においては10個の項目に分けられている
- 著作権侵害サイトはメディア関連の検索結果にほとんど表示されない
- ノーティス・アンド・テイクダウンと降格シグナル
- 大量のリクエストに対する大規模な処理について
- Trusted Copyright Removal Programパートナー
- 著作権侵害による削除通知のランキングへの活用
- オートコンプリートと関連検索からの著作権侵害に関する条件の削除
- 業界基準の確立
- 合法的代替手段の視認性の向上
- Google検索による濫用の発見と透明性の重視
- 検索と著作権侵害:その現実
注目すべき項目を紹介
まず、著作権侵害サイトはメディア関連の検索結果にほとんど表示されないです。
通常は固有名詞で検索するのが一般的です。
しかし、昨今注目を浴びている「ロングテール検索」では、例えば「スターウォーズ 見る」と検索しても著作権を侵害している悪質なサイトページは表示されなくなっています。
なぜかというと、「スターウォーズ」で検索する人が圧倒的に多いからです。
Googleは検索クエリの研究を今も続けています。
Google社員の研究の結果が現在のアルゴリズムを進化させており、最良の検索結果を表示しているのです。
大量の削除リクエストが送信されるとランキングが降下する
多くの検索ユーザーや著作権所有者などから著作権侵害のリクエストがGoogleに送られると調査に入ります。
※基本、全てのリクエストに目は通していると思います。
まずは、その対象ページはランキングシグナルの対象となりランキングが降下します。
重度の場合は、そのページがGoogle検索から削除されるそうです。
ただし、サイト全体に影響があるのではなく、その対象ページのみに影響がでるそうです。
また、一旦ランキングから降下したり、削除されても改めて精査した結果、著作権侵害に相当しなかった場合は復元に入るそうです。
著作権侵害による削除通知のランキングへの活用
これはそのままのことです。
削除通知の内容が有効のもので、どこにボーダーラインを引いているかわかりませんがある一定数以上のリクエストがあった場合は検索結果のランキングを考慮するそうです。
なぜそうするのかというと、ランキングを変更することによって合法的で質の高いコンテンツをユーザーが見つけやすくする為です。
併せて、GoogleはDMCA降格シグナルの改善と刷新に取り組んでいるそうです。
削除申請をすれば何でも削除してくれるわけではない
当然の話ではありますが、削除リクエストを送信してもすべて削除されるわけではありません。
Google社員による調査がある為、著作権侵害の疑いがない場合は適用されません。
悪いことを考えてDMCAの乱用をする人も世の中にはいます。
このような人たちがいる限り、Googleはきちんと人間の目で確認しています。
追伸:Googleが発表した著作権侵害対策のリンクを設置しようとしたのですが自分のアカウントで見れなくなる現象に巻き込まれました(笑)
リンク設置が出来るようになったらその部分だけ記事を後日更新します。
2016年9月13日:更新
Googleの著作権侵害対策がアクセスできるようになりました。
https://drive.google.com/file/d/0B_gwgQKfOXicZ0lWcl83LURNY2c/view?usp=sharing
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