10月10日~13日にラスベガスで開催されたイベント「Pubcon」。
このイベントにはGoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏がモバイルファーストインデックスについて発言しました。
ゲイリー氏の発言を日本のパブリッシャーが記事にしようとする場合、ゲイリー氏は英語を話すので日本人ユーザーに伝える為にはそれを日本語に翻訳する必要が少なからずあります。
それではどのような内容か確認してみましょう。
Pubconのゲイリー氏の発言を一番正確に伝えているのは鈴木謙一氏!
その中で最新の海外SEO情報を発信し続けている鈴木謙一氏がゲイリー氏の発言を最も正確に記事にしています。
お墨付きをいただけたので、安心してお読みください。 https://t.co/1yLPxwrZug
— Kenichi Suzuki; 鈴木謙一 (@suzukik) 2016年10月16日
Google長山氏からお墨付きでもあります。
※相変わらず鈴木さんはすごい!!
モバイル検索でもデスクトップ検索のアルゴリズムを使用しています。
さらに、世界的にもモバイル検索は既にデスクトップ検索の比率を超えています。
今後もモバイル検索の比率は上がっていくでしょう。
このような背景からGoogleはインデックスの優先順位を変える!と伝えたのです。
※モバイル検索とデスクトップ検索を分けるということではありません。
モバイル検索のアルゴリズムが優先されるということですね。
Googleから正式にモバイルファーストインデックスについて発表された!
11月5日にGoogleからモバイルファーストインデックスについてGoogleウェブマスター向け公式ブログを通じて発表がありました。
まだこれからも進展があり次第、随時記事として発表してくれるみたいです。
では、今回の記事の中で個人的に重要だと思った部分を書いていこうと思います。
- 主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合は何も変更する必要はありません。
- 逆に主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で異なるようなサイト設定を行っている場合はいくつか変更を考えないといけない。
- 2のような状態でも「rel="canonical"」のリンク要素を変更する必要はない。
- Search Consoleでサイト所有者はモバイル版のサイトを追加したほうがよい。
- 今後モバイル版サイトを作成するのであれば、サイトが完成し準備が整ってから公開するようにすること。
以上の5点です。
特に忘れやすいのがSearch Consoleへモバイル版のプロパティ追加をすることです。
可能な方はすぐに追加だけでもしておきましょう!
2番については恐らくモバイル版とデスクトップ版が別々のURLでサイトのことだと思います。
モバイル版では処理速度を気にしてデスクトップ版で公開しているものをいくつか削除している場合があります。
モバイル版とデスクトップ版で主要コンテンツやマークアップに差異があるとインデックス及び検索結果順位に影響が出るかもしれません。
ポイントは・・・
- 構造化データマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一になるようにしましょう。
- 構造化データマークアップの同一性を確認するには構造化データテストツールを使用して出力結果を比較しましょう。(モバイル版とデスクトップ版)
- ドキュメント特有の情報に関係ないマークアップを大量に行ってはいけない。
- Search Console内の「robots.txtテスター」を使用してモバイル版にGooglebotがアクセス可能か必ず確認する。
です。
しかし、必ずモバイル対応しないといけないというわけでもありません。
何かしらの理由でデスクトップ版しか運用できないかもしれません。
その場合はデスクトップ検索のアルゴリズムから評価されるだけです。
しかし、出来る限りのモバイル対応はしていきましょう!
ユーザーは既にモバイル検索にどんどん移行しています。
我々はユーザーの検索クエリに対して、最適なアンサー(記事)を返さなくてはいけません。
モバイル対応、モバイルファーストインデックスはユーザー体験を向上させるものなので前向きに取り組んでいきましょう!!
コメント