2月23日(木)に海外SEO情報ブログの著者である鈴木謙一氏(株式会社Faber Company 取締役Independent Contributer)、株式会社Faber Companyの営業部部長である月岡克博氏が登壇した「【2/23緊急開催】モバイルファーストインデックスがもたらすものと、これからコンテンツマーケティングを始めるなら押さえたい3つのポイント」に参加してきました!
注:この記事は鈴木謙一氏のMFIについてのみ書きます。
今回のセミナーのゴールは何か
- MFIを正しく理解する
- MFI対応が必要かどうか判断する
- 対応が必要な場合は何をすべきか認識する
この3点が今回のゴールです。
検索の仕組み
- クロール
- インデックス
- ランク付け
シンプルに感じるかもしれないけど正にこの3つですね。
今回のモバイルファーストインデックス(MFI)は2番のインデックスに関わることです。
インデックスとは
GoogleはGooglebotというクローラを活用してウェブ上のあらゆるウェブサイトを巡回してます。
このクローラがウェブサイトを解析してGoogle検索のデータベースに格納していくのです。
ただし、robots.txtなどでクローリングを拒否するとクローラはそのウェブサイトをインデックスしません。
Google検索になかなかインデックスされないと悩んでいる方はrobots.txtの記述でページをdisallowで指定していないか、HTMLでnoindexタグを使用していないかなど確認しましょう。
よくあるのが、ウェブページ制作中に間違ってアップしてもインデックスされないようにdisallowしていたり、noindexにしていてアップするときに直すのを忘れてそのままアップしてしまうという事例です。
私は忘れるぐらいだったら初めからdisallowやnoindex記載しないことだと思います。
間違ってアップしても編集すればいいだけなんですから。
Googleのモバイル対応状況(2017年2月23日現在)
クロール・・・スマートフォン版Googlebot
インデックス・・・なし(ここが今後MFIになる!)
ランク付け・・・モバイルフレンドリーアップデート、インタースティシャルアップデート
そう、インデックスだけ未だにモバイル対応していなかったんです。
こうやってシンプルに考えるとわかりやすいですね!
MFI導入後はモバイル向けページがプライマリーになる
これに関しては以前記事にしましたので簡単に説明します。
seo-ryosukeshiga-google.hatenablog.com
Googleの検索結果は今現在PC向けページがプライマリーでモバイル向けページがセカンダリーです。
これが逆転するということです。
モバイル向けページがプライマリー、PC向けページがセカンダリーとしてインデックスされます。
ここで鈴木氏から注意事項がありました。
「MFIはアルゴリズムの変更ではない」
これはきちんと認識しておきましょう。
MFIに向けてどのような対応が必要なのか
PC向けページ、モバイル向けページに差異がなければ影響はありません。
ウェブサイトがレスポンシブウェブデザイン(RWD)だと気にすることがありませんね。
ただし、SEO上RWDが有利ということではないので勘違いしないように。
PC向けページ、モバイル向けページに差異がある場合は対応が必要です。
ただ、対応といってもきちんとウェブサイトを制作していれば再確認程度で大丈夫です。
大丈夫といっても、もちろんやらなくてはいけないことはあります。
詳しくはウェブマスター向け公式ブログに記載されているので確認してください。
MFIが導入される前に確認または行わなくてはならないこと
これは個人的に非常に重要だと考えていることです。
- 構造化データのマークアップ
今はPC向けページがプライマリーでインデックスされています。
MFI導入前にモバイル向けページへの構造化データのマークアップを忘れずに実施しておきましょう。スニペットに影響が出たりします。
- モバイル向けページのサイトマップ
これは動的配信、別々のURLでウェブサイトを運営している方です。
内部リンクで、PC向けページにはリンクがあるけれどもモバイル向けページではUXを考え、省略していることが多いと思います。
では、内部リンクを省略することはサイト評価に影響するのでしょうか?
Googleはモバイル向けページでは内部リンクを省略することが多いということを理解しています。
評価への影響は極小でしょう。
しかし、不安な方もいると思います。
こんなときは「サイトマップ」です。
サイトマップにきちんとURLを記載しておきましょう。記載しておくことでGooglebotがURLを発見する可能性が高くなります。
- PC向けページしかない場合
PC向けページしかないサイトもあるでしょう。
MFIに向けて制作する余裕があるならば制作することをオススメします。
しかし、そんな余裕がない方もいるでしょう。
無理に制作する必要はありません。モバイル向けページがないからインデックスされないということをGoogleはしません。
PC向けページがインデックスされるだけです。
中途半端なモバイル向けページを公開すると逆に評価が下がる可能性があります。
いずれ制作するのであれば落ち着いて高品質なコンテンツをユーザーに提供できるサイト(またはページ)を作りましょう。
私が勘違いしていたこと
今回、鈴木氏のセミナーに参加して本当に良かったと思っています!
勘違いして認識していることがあったので正しいことを勉強出来て良かったです。
では、私が勘違いしていたこととは・・・
- GooglebotはHTMLソースだけではなく、レンダリング結果も見ている
そうですよね。いつもHTMLソースばかり気にしていました。
SearchConsoleにはFetch as Googleという機能があります。
Fetch as Googleを実施するときにレンダリング結果を確認することが出来ます。
ということは、Googlebotはレンダリング結果を見ていますよね。
気づけて良かったです!
- キャッシュはGoogleが見ているページではない
そうだったんだ。これはそのまま覚えておこうと思います!
鈴木謙一氏のセミナーに参加した感想
正直、参加して良かったです!
モバイルファーストインデックスの注意事項を再確認することが出来ましたし、自分自身が勘違いして認識していたことが正せました。
さらに鈴木氏の説明は「理解しやすい」です。
非常に丁寧かつポイントを押さえた無駄のないプレゼンテーションでした。
鈴木氏のようなプレゼンができるようになりたいです!
また、鈴木氏のセミナーがあれば参加したいと思います。
※セミナー参加時に頂戴したFaber Companyさんの「MIERUCA(ミエルカ)」の資料写真です。
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